「損しない家の手入れ」5つの基本。持ち家を長く快適に保つために、最初に知るべきこと。

家を買ったときの喜びや安心感。
その気持ちをずっと保ち続けるために、家の手入れは欠かせません。
「でも、何から始めればいいの?」
――そんな声に応えるのが、今回お届けする“損しない家の手入れ”の基本5つ。
手遅れになる前に、正しい順序と考え方を知っておくことで、余計な出費やトラブルを防げます。
この記事は、あなたの家を長く快適に保つための最初のガイドです。
損しない家の手入れとは?最初に知っておきたい基本の考え方

なぜ家の手入れが重要?放置するとどうなるの?
一見、頑丈そうに見える家でも、毎日の風雨や日差し、そして暮らしの中の湿気などが、じわじわとダメージを与え続けています。
何もしなくても住めてしまう――それが、逆に危険なのです。
たとえば、こんな現象に心当たりはありませんか?
症状 | 見逃すとどうなる? |
---|---|
外壁のひび割れ | 雨水が浸入 → 壁内部の腐食 |
窓やドアのすき間風 | 断熱性能の低下 → 光熱費の増加 |
屋根の色あせやずれ | 雨漏りや下地材の劣化 |
カビの発生 | 健康被害や壁材の腐食 |
給湯器やトイレの不調 | 突然の故障 → 緊急対応で高額費用 |
放置した不具合は、やがて“高くつく問題”に変わります。
最初は小さな劣化でも、気づかないうちに広がり、住まい全体に影響を及ぼすことも。
だからこそ、手入れの基本を早めに押さえておくことが大切なのです。
よくある疑問とつまずき:「どこから手をつけるべきか」問題

「何かやらなきゃとは思ってる。でも、どこから始めれば?」
これは多くの人が抱える、共通のつまずきです。
家のメンテナンスには、外壁・屋根・水回り・内装・構造など、さまざまな要素が関係します。
しかも、それぞれに劣化スピードや優先度が違うため、「なんとなく気になる場所」を直していても、根本的な解決にはなりません。
ここで知っておきたいのが、「優先順位」です。
- 外からのダメージを防ぐ【外壁・屋根】
- 生活の快適さに直結する【水回り・内装】
- 家の命を支える【基礎や構造】
この3つの視点から順序立てて考えることで、「手をつける場所」が自然と見えてきます。
また、日々できる小さな手入れと、プロの力を借りるべき大掛かりな点検・補修のバランスを知っておくことも、“損をしない”家守りのコツです。
「損しない家の手入れ」5つの基本とその優先順位

1. 家の寿命を見える化!築年数ごとのメンテナンス目安
家は生き物のように、年を重ねるごとに必要なケアが変わっていきます。
何年目に、どの部位を、どんな方法で手入れするのか――この「見える化」が、無駄のない維持管理の第一歩です。
【築10年目】軽メンテで“将来の故障”を防ぐ時期
この頃から、家のあちこちに「そろそろ注意してね」というサインが現れ始めます。
まだ大きな不具合が出ていなくても、予防的なケアがとても効果的です。
▼10年目でやるべき主なメンテナンス
項目 | 内容例 | 費用の目安 |
---|---|---|
外壁 | 塗装・シーリングの打ち替え | 約80〜120万円 |
屋根 | 塗装・破風・雨樋点検 | 約20〜40万円 |
水回り設備 | 給湯器や配管の部品交換 | 数万円〜 |
内装 | クロスやフローリングの補修 | 数万円〜 |
防蟻処理 | 5年ごとのシロアリ対策 | 約10万円前後 |
🔍 ポイント
この段階でしっかり点検・補修しておくことで、20年目以降の費用がぐっと抑えられます。
【築20年目】“交換すべき設備”が本格的に出てくる時期
耐用年数が過ぎた設備や外装に、目に見える劣化が出てくる頃。
機能の低下や不具合を見過ごすと、生活の質が落ちるだけでなく、修繕費も跳ね上がってしまいます。
▼20年目で検討したいメンテナンス
- 外壁
再塗装 or 張り替え or 増し張り - 屋根
スレートならカバー工法や葺き替えを検討 - 水回り
キッチン・浴室・トイレの交換(10〜15年が寿命) - 配管
漏れ・詰まりがないか点検し、部分交換も視野に
🧩 コラム
水回り設備は壊れてからでは遅いです。
特に冬場の給湯器の故障は、生活に大打撃。
計画的な交換が“ストレスゼロ”のカギになります。
【築30年目以降】リフォーム or 建て替えの分岐点
築30年を超えると、家のさまざまな部位が限界を迎えます。
ここからは、「部分的な補修」で乗り切るのか、「全面リフォーム」に踏み切るのかの判断が必要です。
▼この時期の主なメンテナンスと選択肢
項目 | 必要になりやすい対応 | 備考 |
---|---|---|
屋根 | 葺き替えや防水シートの交換 | 見た目以上に劣化している可能性あり |
外壁 | 張り替え or カバー工法 | 構造補強が必要な場合も |
内装 | フルリフォームまたは部分改修 | 間取り変更の検討も◎ |
設備全般 | 本体ごとの交換 | 太陽光システム含む |
費用感 | 約800〜2,000万円 | 住み替えと比較検討を |
💡まとめ
家の寿命に合わせてケアを行えば、50年以上快適に住み続けることも夢ではありません。
築年数と費用の目安を把握し、慌てない準備を進めましょう。
2. 外壁と屋根は家の“外敵バリア”。劣化サインと対策の基本
家の内側をどれだけ丁寧に使っていても、外からの雨・風・紫外線にさらされる外壁と屋根がボロボロでは、意味がありません。
この2つは、いわば「住まいのバリア」。
ここが崩れると、雨漏りやカビだけでなく、構造体そのものが傷むリスクが高まります。
「これって劣化サイン?」見逃してはいけない症状

「見た目はまあまあ綺麗だし、問題なさそう…」
そう思っている人ほど危険です。
劣化は静かに、そして確実に進行しています。
よくある劣化のサインを、以下に整理しました:
劣化サイン | どういう状態? | 放置すると… |
---|---|---|
チョーキング現象 | 外壁に触ると白い粉がつく | 防水力ゼロ → 雨水が浸透 |
塗膜の剥がれ・ひび割れ | 細かい線状のひび or 塗装がはがれている | クラック内部からカビや腐食が進行 |
カビ・藻の発生 | 黒・緑色の斑点汚れ。特に日陰側に多く発生 | 壁内部に湿気 → 劣化加速 |
シーリングの劣化 | 窓枠や目地のゴムがカチカチ、またはヒビ割れ | 雨水侵入ルートを作ってしまう |
色あせ | 全体が白っぽく、くすんだ印象になってきた | 初期の劣化サイン。点検の合図 |
🧪豆知識
白い粉がつく「チョーキング現象」は、塗膜の劣化がかなり進んだ証拠です。
紫外線によって塗料が分解され、外壁の“皮膚”が剥がれている状態です。
メンテナンスサイクルと対策の選び方

外壁・屋根の手入れは、「いつ」「何を」するかの判断がカギになります。
見た目に騙されず、素材ごとの耐用年数と使用環境を加味することが重要です。
▼代表的なメンテナンスの目安
部位 | メンテナンス内容 | サイクル(目安) |
---|---|---|
外壁塗装 | 再塗装 | 10〜15年ごと(塗料により変動) |
屋根塗装 | 再塗装、または補修 | 10〜20年ごと |
シーリング | 打ち替え or 増し打ち | 7〜10年ごと(気候条件による) |
▼塗料ごとの耐用年数(参考)
- シリコン塗料:10〜13年
- フッ素塗料:15〜20年
- 無機塗料:20年以上
🏠 軒ゼロ住宅は要注意!
軒がない(出っ張りが少ない)デザイン住宅は、外壁が直射日光や雨に直接さらされます。
そのため、7〜8年ごとの点検・塗装が必要な場合も。
素材選びの段階で「高耐久材(ガルバリウム鋼板・防水塗料)」を使っておくと、手入れの頻度を抑えられます。
💬体験談:

「屋根の汚れが気になって相談したら、実は防水シートが限界で雨漏り寸前だった」
表面的な“見た目”ではわからない劣化が潜んでいることも。
プロの診断を定期的に入れるのは、結果的にコスパの良い選択なのです。
3. 水回り・内装の手入れで、快適さと安全性を守る

水回りは、見た目以上にデリケートな場所です。
湿気や汚れが溜まりやすく、不具合が起きると生活に直結するため、こまめな手入れが欠かせません。
内装もまた、家族の暮らしが最も反映される場所。
ここが荒れていると、心までくたびれてしまいます。
毎日の習慣で“劣化スイッチ”をオフにする
「気になったときに掃除する」では、もう遅いかもしれません。
日常的なメンテナンスこそが、劣化の連鎖を止めるカギです。
▼水回り・内装の手入れ習慣5選
習慣 | 理由・効果 |
---|---|
水滴をすぐ拭き取る | 水垢やカビの原因をシャットアウト |
使用直後に掃除する | 汚れが固着する前なら、軽い力で簡単に落ちる |
排水口を週1回掃除する | 髪の毛・ぬめりを防ぎ、詰まりトラブルを回避 |
換気をこまめに行う | 湿気を飛ばしてカビ発生リスクを下げる |
自然素材の洗剤を活用 | 重曹・酢水などで素材を傷めずに清潔を保つ |
👀意外と盲点
「シャワーヘッドの水垢」は、酢水で拭くだけで新品同様になることも。
毎日見る場所だからこそ、ちょっとした手間が快適さにつながります。
定期メンテナンスで“生活インフラ”を守る
日々の掃除だけでは防げない、内部の老朽化や設備の限界もあります。
これらは必ず“寿命”があり、見た目では判断しにくいこともあるため、定期点検が不可欠です。
▼交換・点検の目安一覧
項目 | 寿命の目安 | 補足・対策 |
---|---|---|
給湯器・キッチン等 | 10〜15年 | 故障前に交換すると費用も抑えられる |
配管類 | 20〜30年 | 漏れ・詰まりを未然に防ぐ |
クロス・床材 | 約10年 | 汚れや剥がれが目立つ前に張り替え |
排水口・配管の詰まり | 半年〜1年ごと点検 | 専用ブラシや薬剤で清掃を習慣化 |
🧰プロの技
水回りの配管は、見えない部分こそ劣化が進みやすいです。
DIYで無理に分解せず、異変があれば水道修理業者に早めに相談しましょう。
節約も叶える「セットリフォーム」のすすめ
トイレや洗面所など、似た寿命を持つ水回り設備は、まとめてリフォームするのが経済的です。
バラバラに工事するよりも、工事費用や人件費が抑えられ、全体の見た目も統一されます。
💡ポイント
キッチンだけをリフォームするより、「キッチン+浴室+洗面」の3点セットなら数十万円単位でお得になることも。
補助金制度を併用できる自治体もあるので、事前に調べておくと◎です。
4. 点検は最大の予防策。自分でできること・プロに頼むこと

家は、何か問題が起きてから修理するよりも、「問題が起きる前に気づいて対処する」ほうが、費用も時間も大きく節約できます。
その最も有効な手段が「点検」です。
自分でできる点検のポイント
専門知識がなくても、日常の中でできるチェックは意外とたくさんあります。
ここで大切なのは、「普段と違う」を見逃さない目を持つことです。
▼セルフチェックの例
チェック項目 | 見るべきポイント |
---|---|
外壁 | ひび割れ、塗装の剥がれ、色あせ |
屋根 | 色のムラ、ズレ、苔、雨樋のつまり |
床・ドア | きしみ音、傾き、不自然な沈み込み |
水回り | 水漏れ跡、カビのにおい、蛇口のぐらつき |
床下・天井裏(覗ける範囲) | 湿気、腐食、シロアリの蟻道がないか |
⚠注意
屋根に登ったり、高所での点検は事故のリスクが高く非常に危険です。
無理は禁物。
あくまで安全な範囲で、目視できる部分にとどめましょう。
プロに頼むべき点検とその活用法
素人では判断しにくい構造内部の問題や、見落としやすい劣化もあります。
そのため、節目ごとに専門家の点検を取り入れることが、家の寿命を左右します。
▼主な点検方法と特徴
種類 | 特徴 | 料金目安 |
---|---|---|
建築業者による定期点検 | 新築住宅での保証に基づく無料点検が中心 | 基本無料〜 |
長期優良住宅の点検 | 所有者に点検義務あり(5年ごとなど) | 無料〜有料 |
ホームインスペクション(第三者) | 独立した専門家が中立的にチェック | 約5〜15万円 |
🛠 ホームインスペクターとは?
一級建築士などの資格を持ち、建築やリフォームの現場経験がある中立な第三者。
建築業者とは無関係だからこそ、利益に左右されない信頼できる診断が期待できます。
訪問業者の“無料点検”には要注意!

突然の訪問で「外壁が傷んでますよ」「無料で点検します」と話しかけてくる業者には、特に注意が必要です。
中には、あえて不安を煽り、高額な不要工事を契約させようとする悪質なケースもあります。
▼こんな業者は疑ってください
- 点検後すぐに「今なら安い」と契約を迫る
- 見積書が不透明で、工事内容の説明が曖昧
- 他社との比較を嫌がる、契約を急がせる
- 名刺・会社情報を明かさない、連絡先が不明瞭
対処法:
- 必ず複数社で相見積もりを取る
- 不安があればホームインスペクターに診断を依頼する
- 契約を急がず、その場では絶対にサインしない
🖊️参考リンク
▶ 悪質なリフォーム事業者にご注意ください!! | 消費者庁
DIYでの修理はリスクもある
最近では動画などで修理方法を学べる時代になりました。
ですが、すべての修理を自己判断で行うのは非常に危険です。
▼DIYの落とし穴
- 一見直ったように見えて、内部では症状が進行している
- 誤った作業で、保証が無効になる
- 感電・落下・怪我など、命に関わる事故のリスク
📌アドバイス
「やってみようかな」と思ったら、まずは専門業者に相談して見積もりだけ取る。
その上で「自分でやっても大丈夫」と判断できる内容か、慎重に検討しましょう。
5. 修理とリフォーム、どちらが正解?選び方と費用感

家の不具合に気づいたとき、悩むのが「このまま修理で済ませていいのか?」「それともリフォームすべきなのか?」という判断です。
どちらを選ぶかで、費用も将来の快適性も大きく変わります。
大切なのは、“今の状況”と“この先の暮らし方”を見据えたうえで、最適な道を選ぶことです。
修理かリフォームか?判断の基準
「見た目の損傷が少ないから修理で大丈夫」と思っていても、内部で劣化が進んでいるケースもあります。
逆に、「リフォームしなきゃ」と思っても、部分的な修理で十分なことも。
▼判断のポイント:
状況例 | 選ぶべき対応 | 理由 |
---|---|---|
外壁の一部にひびがある | 修理 | クラック補修のみで対応可能 |
屋根の色あせや一部ズレ | 修理または塗装 | 葺き替えは不要なケースが多い |
水回り設備が10年以上使われている | リフォーム | 部分交換よりセット交換がコスパ高い |
複数箇所で不具合が出てきている | リフォーム | 全体の見直しの方が結果的に安くつく場合も |
生活スタイルの変化(高齢化・在宅勤務) | リフォーム | 間取りや設備の再設計で暮らしやすさUP |
修理とリフォームの違いを正しく知る
修理はあくまで“今の状態を元に戻す”こと。
一方で、リフォームは“より良い状態に変える”ことを目的としています。
▼両者の違いを簡単に整理
視点 | 修理 | リフォーム |
---|---|---|
対応範囲 | 部分的 | 広範囲(構造・デザインも) |
費用 | 数万円〜 | 数十万〜数百万円 |
目的 | 現状回復 | 機能向上・デザイン刷新 |
工期 | 数日 | 数週間〜 |
例 | 漏水の修理、給湯器交換 | 水回り一新、間取り変更 |
💡ポイント
一見コストがかかりそうなリフォームも、「小さな修理を何度も繰り返すよりトータルで安くなる」ケースが多数あります。
費用を抑えるための4つの戦略

1. 定期点検と早期対応
劣化を放置せず、早めに直せば大工事を回避できます。
2. 高耐久素材を選ぶ
塗料・外壁材・屋根材などは“耐用年数が長いもの”を選ぶと、頻繁な修理が不要になります。
3. 計画的な積立
年に数万円でも積み立てておくと、急な出費にも慌てず対応できます。
4. 補助金・火災保険の活用
省エネ改修・耐震補強・バリアフリーなどには、国や自治体の補助制度が使える場合があります。
また、台風や落雷被害には火災保険が適用されるケースもあります。
失敗しないリフォーム業者選びのコツ
いい業者に出会えるかどうかが、リフォーム成功の分かれ道です。
▼チェックすべきポイント
- 過去の施工事例が豊富か?(できれば自分の希望と近い工事)
- 担当者の対応が丁寧か?説明に一貫性があるか?
- 提案にメリット・デメリットの説明があるか?
- 工事後の保証やアフターサービスが充実しているか?
🏠MEMO
「リフォーム瑕疵保険」に対応している業者なら、第三者検査が入り、手抜き工事を防止できます。
万一のトラブル時も保険金でカバーできるため、安心感が違います。
▼要注意な業者の特徴
- 契約を急がせる
- “今だけ特価”を何度も強調する
- 他社の見積もり比較を嫌がる
- 担当者が頻繁に変わる
▼必ずやるべきこと
- 最低でも2〜3社で相見積もりを取る
- 契約前に見積書・工事内容・保証の内容を細かく確認
- 困ったら、第三者機関や住宅相談窓口に相談するのも一つの手段
修理とリフォーム、どちらを選ぶにせよ「情報と判断軸」があるかどうかで、その後の満足度が大きく変わります。
安く済ませたい気持ちは当然ですが、“安かろう悪かろう”にならないよう、納得できる選択を心がけましょう。
今日からできる「損しない手入れ」の始め方

優先順位の考え方とチェックリスト
「家のどこから手をつければいいのか分からない」という悩みは、多くの人に共通しています。
まずは築年数や状態を確認し、どの部分が“今、最も守るべき場所”なのかを見極めましょう。
優先順位の基本
- 外敵から守るバリア部分
- 屋根や外壁は、雨風や紫外線から家全体を守る部分。 劣化を放置すると、構造そのものにダメージが及びます。
- シーリング材の劣化やチョーキング現象を見逃さず、必要に応じて塗装や補修を行いましょう。
- 生活を支える水回りと内装
- キッチン・浴室・トイレなどの水回りは、トラブルが起きると生活に直結。 配管や設備は定期的に点検・交換することが重要です。
- 内装の剥がれや汚れも、快適性や心地よさに大きく影響します。
- 長期的な安全を確保する基礎や構造
- 築年数が古い家では、耐震性能の確認が必要です。
- シロアリ対策として、5年ごとの防蟻処理を忘れずに行いましょう。
今日からできるチェックリスト
頻度 | やること |
---|---|
毎日 | 水回りの水滴拭き取り、排水口の清掃 |
月に一度 | 換気扇やフィルターの掃除、浴室のカビ確認 |
季節ごと | 外壁・屋根の目視点検、雨樋の詰まり確認 |
築10年目 | 外壁・屋根の塗装、シーリング打ち替え、防蟻処理の更新 |
築20年目以降 | 設備の交換、屋根のカバー工法や葺き替え、必要に応じて大規模リフォームの検討 |
🔍ポイント
「築年数+現状+生活の変化」で判断すると、優先順位がはっきり見えてきます。
チェックリストを元に“今すぐできること”を始めましょう。
【まとめ】持ち家を長く快適に保つために、最初にやるべきこと
- 家の現状を知ることから、すべては始まります。
- 日々の手入れを「面倒な義務」ではなく、「未来の自分を守る投資」として捉えましょう。
- そして迷ったら、一人で抱えず、信頼できる専門家に相談する勇気を持ってください。
家を守るということは、暮らしと人生を守るということ。
今日の一手が、10年後の安心と満足に変わります。