シロアリ駆除は本当に必要ない？放置で後悔する前に知るべき真実

2025年8月9日 2025年8月9日

いえつづき

[PR]当サイトには広告が含まれています。

シロアリ駆除は、すべての家で必ずしも必要なわけではありません。

たとえば、過去5年以内に専門業者による予防施工を行い、さらに床や壁に被害の兆候がまったくない場合は、急いで駆除する必要はほとんどありません。

ただし、この条件に当てはまらない場合は要注意です。

シロアリは家の内部や床下など目に見えない場所で静かに被害を広げ、気づいたときには修繕費が数十万〜数百万円に膨らむこともあります。

この記事では、駆除が本当に不要なケースと、放置すると後悔するパターンを、専門的な視点からわかりやすく解説します。

1 シロアリ駆除は本当に必要ないかを判断する
2 「シロアリ駆除は必要ない」と思った人の最適な選び方
3 まとめ：シロアリ駆除は本当に必要ないのか最終判断する

シロアリ駆除は本当に必要ないかを判断する

「うちは大丈夫かな？」と思ったら、まずは条件をはっきりさせることからです。

ここでは、駆除が不要な家と、放置したら危ない家を見分けるための基準をお伝えします。

シロアリ駆除をしないとどうなる？先に知っておくべき現実

結論から言うと、シロアリを放置すると修繕費は予防費の数倍〜十倍以上になります。

木材がスカスカになって柱や梁を交換する大掛かりな工事になると、200万〜300万円規模に達するケースも珍しくありません。

特にイエシロアリは1つの巣に約100万匹が生息し、1年で家の主要構造を弱らせるほどの速度で被害を広げます。

さらに厄介なのは、被害が静かに・見えない場所で進むことです。

「羽アリを見かけた＝すでに内部で深刻化している」と考えて間違いありません。

⚠️ 放置による主なリスク

家の耐震性が大幅に低下する
修繕費が予防費の数倍〜十倍になる
保証期間が切れていると全額自己負担になる

だからこそ、「自分の家は本当に大丈夫か？」と少しでも不安を感じたら、無料調査だけでも早めに受けるのが鉄則です。

シロアリ対策を自分でできる範囲と、その限界は？

自分でできるシロアリ対策は、あくまで「侵入を防ぐための環境づくり」までです。

駆除そのものは専門業者でなければ難しいのが現実です。

☝️ DIYでできる予防例

床下や家まわりの湿気を減らす（換気口をふさがない・除湿）
段ボールや廃材など木材を外壁近くに置かない
外壁や基礎の隙間をコーキングで塞ぐ

これらはあくまで「入り口を作らない」ための対策です。

一方で、蟻道（ありどう）や羽アリを見かけた時点でDIYは限界です。

床下や壁の奥に潜むシロアリには市販スプレーが届かない
薬剤を中途半端に使うと巣が分散し、被害が広がる恐れがある

つまり、DIYが通用するのは「被害なし・兆候なし」の段階だけです。

少しでも異常を見つけたら、早めに専門調査を受けるほうが結果的に安く、安全に済みます。

シロアリ予防は無駄？費用と効果で判断する方法

結論から言うと、シロアリ予防が不要なのは次の2つの条件がそろっている場合だけです。

過去5年以内に専門業者による予防施工を済ませている
家の中にも外にも被害の兆候が一切ない

このどちらも当てはまるなら、今すぐ予防する必要はほぼありません。

ただし、それ以外のケースでは予防は“無駄”どころか将来の高額出費を防ぐ保険になります。

☝️ 費用の現実例（30坪の一戸建て）

予防施工：約10〜15万円
被害後の修繕：約50〜200万円以上

被害後は構造材の交換や大掛かりな工事が必要になることが多く、工期も長引きます。

予防は「損をしないための先行投資」と考えたほうが、家計にも家の寿命にもやさしい判断です。

被害チェックはどうやる？自分でできる方法と専門調査の基準

「うちは大丈夫かな？」と思ったら、まずは自分でできる簡易チェックから始めましょう。

💡 自分でできる簡易チェック項目

床や柱を叩いたときに軽い音がしないか
水回りや玄関の床が沈み込まないか
基礎や外壁に土の筋（蟻道）がないか
春〜夏に羽アリを見かけないか

これらに異常がなければひと安心…ですが、それでも油断は禁物です。

シロアリ被害は床下や壁の奥で進行していることが多く、目視だけでは限界があります。

専門業者による調査では、30〜60分かけて床下全体を確認し、写真付きで状況を説明してくれます。

このプロの診断を受けて初めて、「駆除は必要ない」と断言できます。

✅ 駆除が必要かどうかの最終チェックリスト

□ 過去5年以内に予防施工をした
□ 被害の兆候がまったくない

→ 両方○：今すぐ駆除は不要。ただし年1回の定期点検は続ける
→ どちらか×：まずは専門調査を早めに依頼

「シロアリ駆除は必要ない」と思った人の最適な選び方

「今は駆除は必要ないかも」と思っていても、いざ被害が出たら時間もお金も一気に失います。

そんな時に慌てないために、信頼できる業者の条件と、将来のための備え方を整理しておきましょう。

信頼できるシロアリ駆除業者の見分け方

信頼できる業者には、必ず共通する3つのポイントがあります。

1. 調査が丁寧
　30〜60分かけて床下全体を確認
　調査結果を写真付きで分かりやすく説明
2. 見積もりが明快
　施工面積・単価・追加費用を明記
　不明瞭な項目や「一式表記」がない
3. 保証が明確
　5年以上の保証期間
　中間点検やアフターサービスがある

例えば【シロアリ110番】などは、

全国対応
24時間365日受付
最短即日駆除が可能
現地調査・見積もり無料
最長10年保証付き

という条件がそろっていて、かなり安心感があります。

特に「地方在住でもすぐ来てほしい」「緊急時に迅速対応してほしい」という人には、心強い選択肢です。

他社では地域限定だったり、即日対応が難しいところも多いので、この対応力の差は大きな安心材料になります。

もちろん、信頼できる駆除業者が身近にいる場合は、その方にまず相談するのがベストです。

でも、「知り合いがいない」「どこに頼めばいいかもわからない」という状況なら、全国で利用されているこうした安心できる業者を、選択肢に入れておいて損はありません。

📎 参考：
👉 シロアリ110番｜公式サイト

シロアリ駆除の相場は？一軒家でかかるおおよその値段

シロアリ駆除の費用は、施工方法と家の広さによって大きく変わります。

全国平均の施工単価は以下の通りです。

💰 施工単価の目安

バリア工法：1坪あたり 6,000〜8,000円
ベイト工法：1坪あたり 9,000〜12,000円

🏠 30坪の一戸建ての場合

バリア工法：約 18万〜25万円
ベイト工法：約 28万〜36万円

相場を把握しておけば、見積もりを受けたときに「高すぎる業者」や「不自然に安すぎる業者」をすぐに見分けられます。

費用の妥当性がわかることは、安心して契約するための大きな武器になります。

📎 参考：
👉 日本しろあり対策協会

駆除・予防にお金がないときはどうする？優先順位と支払いの工夫

「今すぐ必要そうだけど、お金が足りない…」という場合でも、順序を間違えなければ被害の拡大は防げます。

☝️ 限られた予算での優先順位

被害が大きい箇所を最優先で処理
　→ 放置すると修繕費がさらに膨らむため、最も緊急度が高い
予防施工は後回しでもOK
　→ ただし期間を空けすぎない（半年〜1年以内が目安）
相見積もりを取り、条件交渉
　→ 金額だけでなく保証や工法も比較する

💰 支払いを楽にする方法

一部の業者では分割払いが可能
施工前に分割可否や手数料の有無を必ず確認
補助金や助成制度が使える自治体もあるため、事前に市区町村サイトで調べる

予算が厳しいときこそ、被害拡大のストッパーになる部分から着手するのが鉄則です。

シロアリ駆除に使える補助金はある？実情と費用を軽くする方法

結論から言うと、シロアリ駆除に全国的な補助金制度はほぼ存在しません。

国や多くの自治体では対象外で、費用は基本的に自己負担になります。

☝️ 例外的に補助が出る自治体もある

福島県金山町：駆除費用の50%（上限1万5,000円）を補助
熊本県天草市：リフォーム工事に付随する駆除で商品券支給（工事費の20%）

こうした制度はあくまで地域限定なので、お住まいの市区町村に直接確認することが必要です。

📎 参考：
👉 福島県金山町｜公式サイト
👉 天草市住宅リフォーム助成事業申請の手引き

☝️ 費用を軽くする別の方法

雑損控除の活用
　シロアリ被害による駆除・修繕費は、条件を満たせば確定申告で雑損控除の対象になる場合があります（予防施工は対象外）。
　申告には、被害状況を示す写真・見積書・領収書などの証拠が必要です。
　詳しくは税務署または国税庁サイトで確認してください。
火災保険の確認
　通常、シロアリ被害は補償対象外ですが、台風や洪水など自然災害が原因で発生した場合には対象になる可能性があります。
　適用には災害が原因であることの証明が必要なので、必ず保険会社に事前確認をしましょう。

📎 参考：
👉 国税庁「No.1110 災害や盗難、横領にあったとき（雑損控除）」