外壁塗装の高圧洗浄で汚れ残り?放置NGな理由と正しい対処法

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高圧洗浄

外壁塗装の仕上がりは、実は“塗る前のひと手間”で決まります。

どんなに高品質な塗料を使っても、下地に汚れが残っていれば台無しになることも。

とくに見落とされがちなのが「高圧洗浄の甘さ」。

施工後しばらくしてから、カビの再発や塗膜の剥がれに気づいても、もう手遅れかもしれません。

この記事では、高圧洗浄でなぜ汚れが残るのか、その影響と正しい対処法まで、わかりやすく解説します。

外壁塗装の高圧洗浄で汚れが残るのはなぜ?

外壁の汚れ

見た目にはきれいに見えても、高圧洗浄のやり方次第では汚れが落としきれていないこともあります。

そのまま塗装を進めてしまうと、仕上がりや耐久性に大きな影響が出ることも。

まずは、なぜ高圧洗浄で「汚れ残り」が起きてしまうのか、その原因を整理しましょう。

汚れが落ちない原因は「水圧・時間・洗浄不足」のいずれか

高圧洗浄で汚れが落としきれない理由の多くは、以下の3つのいずれかに当てはまります。

原因説明
水圧の不足壁材に合った適切な水圧でないと、チョーキングや苔が落ちないことがあります。
時間の不足洗浄作業にかける時間が短いと、汚れを十分に除去できません。
洗浄方法の手抜き素材や場所に応じたノズル調整や丁寧な動作を怠ると、汚れが残りやすくなります。

とくに、水圧は「強ければいい」というものではありません。

素材によって最適な圧力が異なり、強すぎると外壁を傷つける原因にもなります。

外壁塗装の高圧洗浄が雑だと苔・黒ずみが残りやすい

外壁の苔や黒ずみは、見た目以上に“根が深い”存在です。

表面だけ水で流しても、根が内部に残っていると、すぐに再発することがあります。

とくに以下のような場所は汚れが残りやすいので要注意です。

  • 換気扇まわりや窓の下などの水が溜まりやすい部分
  • シャッターの溝やサイディングの継ぎ目
  • 日陰になりやすく湿気がたまりやすい北面

バイオ洗浄などを取り入れずに表面だけをなぞるような作業では、こうした汚れの根までは届きません。

「バイオ洗浄」は通常の高圧洗浄よりも洗浄力が高く、頑固なカビやコケを“根”ごと除去できるとされています。

高圧洗浄が3時間未満だと外壁の汚れは落としきれない

丁寧な高圧洗浄を行う業者であれば、一般的な戸建てでも「3時間以上」は洗浄にかけるのが基本です。

実際、外壁塗装専門業者さんによると「外壁の高圧洗浄には約3~6時間ほどかかる」ことが一般的な目安とされています。

汚れの程度や住宅面積により所要時間は変動しますが、塗装品質を保つためには十分な洗浄時間を確保することが重要です。

📎 参考:
👉 p‑miwa コラム

また、外壁だけでなく屋根も洗浄する場合は、半日〜1日かけて行われるのが通常です。

もし、見積書に洗浄時間の記載がなく、実際の作業も「え、もう終わり?」と思うほど短時間だったなら、手抜きの可能性があります。

洗浄不足は、完成直後の見た目では気づきにくいのも怖いところ。

だからこそ、時間をかけた洗浄がされているか、確認しておくことが重要なんです。

汚れが残ったまま外壁塗装するとどうなる?

剥がれ

「洗浄くらい、まぁ大丈夫でしょ」と思われがちですが、実はそれが塗装トラブルの火種になることも。

ここでは、汚れ残りを放置して塗装した場合に起こる“リアルな不具合”を解説します。

高圧洗浄が不十分だと塗装の密着が悪く剥がれやすくなる

塗装の大前提は「下地との密着」。

でも、表面にチョーキングの粉やカビ・コケの膜が残っていると、塗料がうまく定着しません。

結果的にどうなるかというと…

  • 数ヶ月〜1年ほどで塗膜が浮いてくる
  • 爪で軽く引っかけただけでポロポロ剥がれる
  • 壁面に小さな気泡のような膨れが出てくる

といった、耐久性ゼロの仕上がりになることもあります。

塗装の寿命を短くするだけでなく、「やり直し費用」が発生する二重苦になることも。

汚れ残りを放置すると塗装後にカビ・膨れが発生する可能性がある

一見、キレイに見えても、苔やカビの“根”が外壁内部に残っていると…

  • 塗膜の下で再び繁殖を始める
  • 内側から塗膜を押し上げて膨れを起こす
  • わずか1〜2年で黒ずみが再発する

ということが起きやすくなります。

こうなると、「せっかく塗ったのにまた汚れてきた…」という残念な状態に。

施工業者にクレームを入れても、「それは素材の問題ですね」とはぐらかされるケースもあります。

高圧洗浄後に外壁が汚いときは施工前に再洗浄を依頼すべき

高圧洗浄が終わった段階で、もし外壁に黒ずみや苔の跡が残っていたら、迷わずその場で業者に確認を。

ポイントは、塗装前に再洗浄をお願いすることです。

以下のような伝え方が効果的です:

「ここ、まだ苔が残ってるように見えるのですが、追加で洗浄していただけますか?」

「この部分、触ると粉っぽさがありますが、大丈夫でしょうか?」

記録としてスマホで写真を撮っておくのもおすすめ。

あとで「最初からそうだった」と言われないように、見たまま・気づいたままを遠慮せず伝えることが大切です。

外壁塗装の高圧洗浄で汚れ残りを防ぐには?

自宅の点検

「せっかくの外壁塗装、やり直しは避けたい…」そんな思いは誰しも同じ。

高圧洗浄での汚れ残りを防ぐには、事前準備と業者選びがカギを握ります。

ここでは、施主としてできる“具体的な対策”をご紹介します。

高圧洗浄の時間と工程を事前に確認しておく

見積もりや工程表には必ず目を通し、「高圧洗浄」の記載があるかをチェックしましょう。

以下の点は事前に確認しておくのがおすすめです:

  • 作業時間の目安(外壁だけなら3時間以上が目安)
  • 洗浄範囲(外壁だけか、屋根や塀も含むか)
  • 水圧や機材の種類(外壁素材に合った水圧か)
  • バイオ洗浄の有無(カビやコケが多い場合は有効)
  • 水道代の負担者(ほとんどは施主側ですが念のため確認)

「洗浄一式」とだけ書かれている見積書は要注意です。

洗浄後の外壁を自分の目で見て仕上がりをチェックする

高圧洗浄が終わったら、塗装に入る前に「自分の目」で状態を見ておくことが大切です。

チェックポイントとしては:

  • 外壁の黒ずみやチョーキングがしっかり落ちているか
  • 窓まわりやシャッターの溝など細部の汚れが残っていないか
  • 外壁を触ったときに白い粉(チョーキング)が付かないか
  • 洗浄で外壁が傷ついていないか(ヒビや水の染み込み)
  • 乾燥が不十分で水滴が残っていないか

業者によっては、洗浄前・洗浄後の写真を見せてくれるところもあります。

写真があると、状態を比較しやすく、トラブル回避にもつながります。


汚れ残りを防ぐために高圧洗浄が丁寧な業者を選ぶ

高圧洗浄の丁寧さは、実は「外から見えにくい」からこそ、業者選びがとても重要です。

丁寧な業者の特徴には、こんな傾向があります:

  • 洗浄に3時間以上かける(外壁と屋根で丸1日が目安)
  • 外壁素材ごとに水圧やノズルを調整する技術がある
  • 必要に応じてバイオ洗浄も行う
  • 洗浄前に近隣へ配慮した挨拶や説明をしてくれる
  • 洗浄中・洗浄後の写真記録を提供してくれる

ネットの口コミや施工事例、見積もり内容からでも、丁寧さの片鱗は見えてきます。

でも、そんな丁寧な業者ってどうやって見つければいいの? という声も聞こえてきそうです。

実際、外壁塗装のトラブルで多いのが

「見積もり内容が曖昧だった」
「作業工程の説明がなかった」
「洗浄があっという間に終わった」

など、まさに“業者選びの失敗”が原因のケース。

だからこそ、最初の比較段階で信頼できる候補をしっかり絞っておくことが大切です。

もちろん、信頼できる業者が身近にいる場合は、その方にまず相談するのがベスト。

でも、「知り合いがいない」「何が妥当な金額かもわからない」という状況なら、一括で比較できるサービスが役立ちます。

たとえば「リショップナビ外壁塗装」などでは、地域で評判の業者を最大4社まで紹介してくれる無料サービスがあり、 高圧洗浄の工程・所要時間・水圧など、気になることは専門アドバイザーが相談にのってくれます。

しつこい営業の心配もなく、現地調査の日程調整も代行してくれるので、はじめての塗装でも不安なく進められます。

📎 参考:
👉 リショップナビ外壁塗装|公式サイト

【まとめ】外壁塗装の高圧洗浄で汚れ残りを防ぐためにできること

最後に、汚れ残りを防ぐために施主としてできる対策をまとめます。

やるべきこと理由
見積書の洗浄項目を確認作業範囲・水圧・時間を把握するため
洗浄後に仕上がりを目視確認カビや黒ずみの取り残しを見逃さない
写真記録を依頼する証拠として残し、万一のトラブルに備える
再洗浄を遠慮なく依頼する「おかしいな」と思ったら早めに対応を

これらを押さえておけば、「塗ってすぐ剥がれる」「カビが再発した」といった後悔を防ぐことができます。

業者任せにしすぎず、施主としての“ちょっとした一声”が仕上がりを大きく左右します。

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