浴室のコーキング補修、部分だけ直せる？失敗しない補修方法と必要な道具を徹底解説！

浴室のコーキングが少し剥がれてきた…。

そう感じたとき、多くの方は「全部やり直さなきゃダメ？」と迷いますよね。

実は、正しい方法を知っていれば、部分的な補修でもしっかり防水性を回復できます。

しかも、道具も特別なものは不要で、ホームセンターや100均で揃えられるものがほとんど。

この記事では、初心者でも安心して挑戦できるコーキング部分補修の手順とコツを、わかりやすく解説していきます。

「自分でできるかな…」
「もし失敗したらどうしよう」

と感じたら、無料でプロに相談できるサービスを利用するのもひとつの方法です。

劣化状況を見てもらえば、無理なく正確な判断ができます。

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部分補修できる？浴室コーキングの傷みを放置しない理由

一部だけ剥がれた場合でも補修が必要な理由

「少しだけ剥がれてるし、まだ大丈夫かな？」

多くの方がそう思いがちです。

けれど、コーキングはわずかな傷みでも油断できません。

水はほんの小さな隙間からでも入り込み、内部にじわじわと広がります。

そのまま放置すると、壁の裏や床下に湿気がこもり、カビや腐食の原因になります。

早めに部分補修すれば、広がる前に被害を食い止められます。

小さな不具合こそ「今がチャンス」なのです。

浴室コーキングの劣化サインとは？

どんな症状が出たら補修が必要なのでしょう？チェックポイントを見てみましょう。

✅ 補修のサイン一覧

劣化サイン	状況の説明
変色	入浴剤や洗剤が染み込み色が変わる。
カビ	黒ずみが取れずに残っている。
ひび割れ	細かい線が入り始める。
肉やせ・剥がれ	厚みが減り、隙間ができる。
シロアリの兆候	湿気を好むシロアリが発生。

ひとつでも当てはまれば、早めの対応が安心です。

放置するとどうなる？水漏れ・カビ・腐食のリスク

コーキングの傷みを放っておくと、想像以上に大きな被害を招くことがあります。

• 水漏れの進行
  　隙間から染み込んだ水が、壁の中にまで浸透してしまいます。
• 構造材の腐食
  　木材が湿気で腐り、家そのものの耐久性が落ちてしまいます。
• カビの繁殖
  　見えない場所でカビが広がり、健康リスクや嫌な臭いの原因になります。
• 害虫の侵入
  　シロアリや害虫が住み着く温床にもなりかねません。
• 修理費用の高額化
  　小さな補修で済むものが、浴室全体のリフォームになってしまうケースも。

だからこそ、「気づいた今すぐ」が、最もコストを抑えられるタイミングです。

浴室コーキング部分補修のやり方【初心者OK・完全手順】

失敗しないための準備と必要な道具【ダイソー商品も活用可】

「道具は特別なものが必要？」と心配になるかもしれません。

でもご安心ください。多くはホームセンターや100均で手に入ります。

🛠 準備する道具リスト

道具	役割	入手先例
コーキング剤（シリコーン系・防カビタイプ）	充填材本体	ホームセンター・通販
コーキングガン	コーキングを押し出す	ダイソー・ホームセンター
カッターナイフ	古いコーキング除去・ノズルカット	ダイソー・通販
スクレーパー・ヘラ	削り取り・ならし	ダイソー・通販
マスキングテープ	仕上がりを美しく	ダイソー・ホームセンター
プライマー	接着力向上	ホームセンター・通販
刷毛	プライマー塗布	ダイソー
雑巾・古布	清掃・拭き取り	家にあるもの
シリコンオフ	脱脂・密着性UP	ホームセンター
バックアップ材（必要なら）	隙間調整	ホームセンター
手袋	手の保護	ダイソー

ダイソーは初心者の強い味方です。

まずは必要最低限の道具を揃えましょう。

古いコーキングの剥がし方と下地処理のコツ

• STEP1：古いコーキングの切り込み
  　カッターで古いコーキングの両端に切り込みを入れます。
  　慎重に、でも深めに切るのがコツです。
• STEP2：剥がし
  　ピンセットや指でつまみ、ゆっくり剥がします。
  　硬い部分はラジオペンチも便利です。
• STEP3：残ったコーキングの削り取り
  　スクレーパーやヘラで細かな残りカスを削り取ります。
  　ここを丁寧にすると仕上がりが違います。
• STEP4：清掃と脱脂
  　雑巾で拭き、最後にシリコンオフで脱脂します。
  　これで新しいコーキングがしっかり密着します。
• STEP5：完全な乾燥
  　水分は天敵です。
  　表面がしっかり乾くまで待ちましょう。
• STEP6：剥がしたコーキングの処分
  　剥がした古いコーキングは「廃プラゴミ」です。
  　10～15cm程度の大きさに切断し、適切に処分してくださいね。

新しいコーキングの打ち方と重ね塗りの注意点

• STEP1：マスキングテープの貼り付け
  　補修箇所の両端に真っ直ぐ貼ります。
  　コーキングの幅に合わせて2mm程度内側に貼るのがコツです。
• STEP2：プライマーの塗布（必要な場合）
  　刷毛で均一に塗り、20～40分程度しっかり乾かします。
• STEP3：コーキング剤の準備
  　コーキング剤のノズルは斜めにカット。
  　目地より少し大きめがベストです。
• STEP4：コーキング剤の充填
  　コーキングガンをゆっくり動かしながら一定量ずつ充填。
  　空気が入らないように注意です。
• STEP5：ならし
  　充填後、5分以内を目安にヘラや濡らした指で一度でサッとならします。
  　余分なコーキングは段ボールや新聞紙などですぐ拭き取りましょう。
  　一度でサッとならすのがきれいに仕上げるコツです。
• STEP6：マスキングテープの剥がし
  　コーキング剤が完全に乾く前に、慎重にテープを剥がします。
  　剥がしたテープは、周囲に付着しないように注意して廃棄しましょう。
• STEP7：乾燥
  最低8時間、できれば24時間以上は水を使わずに完全硬化を待ちます。
• 重ね塗りの注意
  　一般的に、古いコーキングの上に重ねるのは基本NGです。
  　密着不良や早期劣化の原因に。
  　必ず「打ち替え（完全除去）」が基本です。
  　ただし、ごく軽微な補修なら重ね塗りも選択肢になります。

どのコーキング剤を選ぶ？おすすめ・種類・防カビ性能まで解説

浴室コーキング剤の種類と特徴【防カビ・耐久性比較】

コーキング剤にもいろいろな種類があります。浴室で使うなら、次の特徴を押さえて選ぶのがコツです。

◆主な種類と特徴

種類	特徴	向いている場所
シリコーン系	耐水性・防カビ・耐久性が高い。浴室の定番。	浴室・洗面所・キッチン
変成シリコーン系	塗装OK・臭いが少ない。柔軟性も◎	外壁・屋内補修
ウレタン系	密着力・弾力性が高いが紫外線に弱い	屋外・木部・コンクリ
アクリル系	安価で作業しやすいが耐水性は弱い	室内の隙間埋め
ポリサルファイド系	汚れに強く高耐久だが柔軟性に欠ける	サイディングの目地

🔍結論：浴室なら「シリコーン系」一択です。

防水性・防カビ性に優れ、湿気にも強いので長持ちします。

市販で買えるおすすめコーキング剤【プロ愛用・初心者向け】

実際に売られている商品の中から、初心者にも扱いやすいものを紹介します。

• バスボンドQ（コニシ）
  　扱いやすさ抜群。防カビ剤入りで初心者にも安心。
  　色も選べます。
• セメダイン シリコーンシーラント 8070プロ（防カビタイプ）
  　プロも愛用。
  　浴室の水回りに最適。
  　硬化後の耐久性も高いです。
• シリコンシーラント 防カビタイプ
  　汎用性が高く、ガラスやタイルにも対応。
  　密着性も優秀です。
• セメダイン 超多用途シール スーパーシール
  　少し高めですが、初心者でもムラなく仕上げやすい万能タイプ。
• セメダイン 防水テープ（バスコークテープ）
  　貼るだけ簡単。
  　応急処置や小さな隙間補修に便利です。

それぞれAmazonやホームセンターで簡単に入手可能です。

100均（ダイソー）コーキング剤は使える？注意点と選び方

「とりあえず試してみたい」なら100均も候補に入ります。

ただし注意も必要です。

✅使える場面と注意点

ポイント	内容
使用場所	屋内・小規模補修ならOK
耐久年数	約1〜3年（場所による）
使用上の注意	水が常に当たる場所は避ける
仕上がり	練習すればきれいに仕上げ可能
購入時のコツ	DIYコーナーの商品を選ぶ

100均でもシリコーン系が販売されています。

初めての方が練習するには良い教材になります。

ただし、本格的な長持ち補修には専門メーカー品が無難です。

自分でやる？業者に頼む？浴室コーキング補修の費用と判断基準

風呂コーキング打ち直しを自分でやるメリット・注意点

🔸自分でやるメリット

• 費用が安い
  　道具代と材料費だけ。
  　だいたい3,000〜7,000円程度で揃います。
• 好きなタイミングで作業できる
  　休日や空いた時間に自分のペースで進められます。

🔸注意点とリスク

• 技術的な難しさ
  　コーキングは簡単そうに見えて意外と難しい作業です。
  　ヘラの動きや厚みの調整など、少しの差で仕上がりに差が出ます。

失敗のリスク

コーキング作業では、下処理や施工ミスによって様々な失敗が起こりがちです。

代表的な例と原因を整理すると、以下のようになります。

失敗例と原因

失敗例	起こる理由
密着不良・剥がれ	下地処理不足
ひび割れ・黄ばみ	材料選びや乾燥時の収縮
ボコボコ仕上げ	ならし不足
水漏れ	隙間充填不足

• 時間と手間がかかる
  　初めてだと、準備・作業・片付けまで含めて丸1日かかることもあります。
• 安全面の注意
  　カッターでの怪我や、脚立作業での転倒に注意が必要です。

プロ業者に依頼する場合の相場費用と注意ポイント

🔸費用相場

内容	目安費用
浴室のコーキング打ち替え	20,000〜40,000円
1mあたりの単価	約1,000〜1,500円

※出張費や最低料金が加算される場合もあります。複数箇所まとめると割安になることも。

🔸プロに頼むメリット

• 綺麗で均一な仕上がり
• 長持ちする耐久性
• 材料選定も適切
• 作業が早く、負担が少ない
• 安全対策も万全
• 他の劣化箇所も見つけてくれる
• アフターサポートが受けられる

🔸業者選びの注意点

• 水回り専門を選ぶ
  　外壁専門ではなく、浴室経験豊富な業者が理想です。
• 対応の良さを見る
  　見積もり対応・説明の丁寧さ・料金透明性などで信頼度がわかります。
• 相見積もりを取る
  　最低でも2〜3社から見積もりを取り、料金・内容を比較しましょう。

👷見積もりは複数取るのが基本！でも「面倒…」という方は

相場表を見ても「実際うちはいくらかかるの？」と迷いますよね。

そこで便利なのがリフォーム一括見積りサービス。

複数の優良業者にまとめて依頼できるので、相場感もつかめ、適正価格での依頼先が見つかります。

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こんなときはプロに相談すべきサインとは？

次のような状況なら、迷わずプロに相談しましょう。

• 劣化範囲が広い
• 自分での作業に不安がある
• 高所や危険な場所の補修
• 既に水漏れが起きている
• 何度も失敗している
• 見た目の美しさを求める
• 古いコーキングがガチガチに固まって剥がせない

DIYで無理をして被害を広げる前に、プロの手を借りた方が結果的に安く済むケースも多いのです。

【まとめ】浴室コーキング部分補修の失敗を防ぐために知っておきたいこと

浴室のコーキング補修は、一見シンプルでも奥が深い作業です。

でも、今回お伝えしたポイントを押さえれば、初心者でも十分に成功できます。

✅失敗しないための重要ポイント

• 早めの対応が命
  　劣化サイン（変色・カビ・ひび割れ・肉やせ・剥がれ）を見つけたら、すぐに補修を検討しましょう。
• 道具と材料はしっかり準備
  　100均も活用できますが、品質が大事な箇所はプロ用を選ぶのがおすすめです。
• 下地処理がカギ
  　古いコーキングの除去・清掃・脱脂・乾燥。
  　この工程を丁寧にすることで、仕上がりも長持ち度も大きく変わります。
• 正しい施工手順
  　空気を入れず均一に充填し、すばやく綺麗にならして、タイミングよくマスキングを剥がしましょう。
• 乾燥時間を守る
  　最低24時間は水を使わないこと。
  　焦りは禁物です。
• DIYの限界も知る
  　広範囲・高所・水漏れが絡むケースは、プロの出番。
  　安全と長期的な安心のために、無理は禁物です。

家を守るコーキングは「防水の最後の砦」。

だからこそ、ちょっとした知識と準備が大きな差を生みます。

この機会にぜひ挑戦して、快適なお風呂空間を取り戻してくださいね。