リフォームで相見積もりは失礼?角を立てずに比較するコツまとめ

リフォームで相見積もりを取るのは、失礼でもマナー違反でもありません。
むしろ、納得できる選択をするためには必要な行動です。
ただし、やり方を間違えると業者との関係が気まずくなってしまうことも。
この記事では、リフォームで相見積もりを取る際に、角を立てずに比較するための具体的な方法をまとめています。
目次
リフォームの相見積もりって失礼になるの?

相見積もりを取るときに多くの人が抱えるのが、「これって失礼じゃないの?」という不安です。
でも結論から言えば、リフォーム業界において相見積もりはごく一般的な行為で、正しく行えばまったく失礼にはあたりません。
むしろ、納得のいく契約をするためには欠かせないステップでもあります。
では、なぜ「失礼かも」と感じてしまうのでしょうか?
ここでは、そう感じてしまう理由や、誤解されがちなポイントを整理しながら、業者との良い関係を保つための考え方をお伝えしていきます。
相見積もりはマナー違反なの?業者はどう感じる?
相見積もりそのものは、業者側も当然あるものとして認識しています。
「他社と比較してから決めたい」という姿勢は、真剣に検討している証拠でもあるので、嫌がられることは基本的にありません。
ただし、マナーを欠いたやり方をしてしまうと、業者に不信感を持たれる可能性があります。
たとえば次のようなケースです。
- 現地調査後に一切連絡をしない
- 複数の業者に同じ時間に来てもらう
- 他社の金額をもとに値下げ交渉をする
- 見積もりを何度も修正させる
こうした対応は、時間と労力を軽視されたと感じさせてしまい、結果的に「失礼な客」と思われることにつながります。
逆に言えば、相手の手間や気持ちに配慮したうえで比較すれば、全く問題ないということ。
むしろ、誠実な対応をすればするほど、業者側からも「信頼できるお客さん」と思ってもらえます。
相見積もりは伝えるべき?それとも黙って取るべき?

「他にも見積もりを取ってます」と言うのが失礼だと感じてしまう方もいますが、実際には最初に伝えたほうがスムーズです。
理由は2つあります。
1つは、業者が自社の提案内容や金額に納得感を持ってもらえるように、本気で向き合ってくれるから。
もう1つは、後から知られて「裏切られた」と思われるより、先に伝えておいたほうが関係性が崩れにくいからです。
伝え方は、無理に堅くする必要はありません。
「今回、念のため他の会社さんにも見積もりをお願いしています。そのうえで一番納得できるところにお願いしたいと思ってまして…」
このくらいの柔らかさで十分です。
誠実に話せば、多くの業者は理解してくれますし、それによって提案内容がより明確になってくることもあります。
相見積もりは何社までが常識?取りすぎると“うざい”?
比較するには複数社の見積もりが必要。
でも、多すぎると逆効果になるのも事実です。
目安としては、2〜3社、多くても5社までが現実的なライン。
これ以上になると、比較が大変になるだけでなく、業者側からも「数合わせかな?」と思われてしまうことがあります。
しかも、業者ごとに提案内容がバラつくと、選ぶのも難しくなってしまうんですよね。
せっかく取った相見積もりが「むしろ迷いを増やしただけ」になってしまっては本末転倒です。
だからこそ、最初から“真剣に検討したい業者”だけに絞って依頼することが大事。
このあと紹介する一括見積もりサービスなどを活用すれば、信頼できる業者に的を絞った比較がしやすくなります。
角を立てずにリフォームの相見積もりをする方法

相見積もりは決して悪いことではないとわかっていても、「相手にどう伝えるか」「断るときに気まずくならないか」など、気を使う場面はたくさんあります。
ここでは、業者との関係を壊さずに、納得のいく比較・判断を進めるための具体的なやり方を紹介します。
相見積もりのやり方とスムーズな進め方のコツ
まず大切なのは、複数の業者に同じ条件で依頼を出すことです。
内容がバラバラだと、見積もりの金額も違って当然になってしまい、正しく比較できません。
そのために、最初にやっておくべき準備はこちらです。
- リフォームしたい場所や内容を簡潔にまとめる(例:キッチン交換、外壁塗装など)
- 優先順位を明確にする(価格重視?工期?デザイン?)
- 予算や希望する工期を大まかに決めておく
- 間取り図や建物情報(築年数、面積など)を用意する
これらを整理したうえで業者に依頼すれば、条件がそろうので、内容の違いが見えやすくなります。
さらに、相見積もりであることは最初に伝えておくのがベストです。
後出しすると、誤解を招いたり、信頼を損ねたりする原因になるからです。
ただ、「1社ずつ調べて依頼して…」という作業は、正直かなり大変です。
そこで便利なのがリフォーム一括見積もりサービスです。
たとえば【リショップナビ】などであれば、条件を1回入力するだけで、厳しい審査に通過した全国の約4,000社の業者の中からあなたの希望に合った優良業者を紹介してくれます。
もちろん、信頼できる業者が身近にいる場合は、その方にまず相談するのがベスト。
でも、「知り合いがいない」「何が妥当な金額かもわからない」という状況なら、一括で比較できるこうしたサービスは、地元で自分に合った業者を見つける手段の一つとして、選択肢に入れておいて損はありません。
「比較の前提をそろえる」ことと「信頼できる会社だけに絞る」ことが同時にできるので、効率よく、安心して相見積もりが進められます。
📎参考:
👉 リショップナビ|公式サイト
他社の見積もりは見せてもいい?比較のマナーと注意点

基本的に、他社の見積書や金額を業者に見せるのはマナー違反です。
業者側は「うちを値引き交渉の道具に使っている」と感じ、不快に思う場合が多いからです。
比較するときは、あくまで自分の中で行いましょう。
どうしても気になる点があれば、「この部分について詳しく教えてもらえますか?」といった確認の仕方が丁寧です。
また、金額だけで判断しないようにすることも大切です。
たとえば次のような項目もチェックポイントになります。
- 工事項目が具体的に書かれているか(例:「キッチン一式」だけでなく、工事内容や製品型番まで)
- 使用する材料のグレードや型番が明記されているか
- 人件費・諸経費の内訳が明確か
- 工期・保証・アフターサービスの説明があるか
「どこが安いか」ではなく「どこが信用できるか」を判断する視点が、結果的に満足度の高い選択につながります。
業者を断るときの伝え方と気まずくならない工夫

どんなに気をつけていても、選ばなかった業者にはお断りの連絡が必要です。
ここで大事なのは、「放置しないこと」と「言葉を選ぶこと」です。
伝え方の基本は3つだけ。
- 感謝の気持ちをしっかり伝える
- 断る理由は“こちらの都合”として伝える
- 今後につながる言葉を一言添える
たとえば、こんな言い回しが自然です。
このたびは見積もり作成や現地調査など、丁寧にご対応いただきありがとうございました。
非常に悩んだのですが、家族と相談した結果、今回は別の業者にお願いすることにいたしました。
また今後リフォームの機会がありましたら、ぜひご相談させていただければと思います。
理由を伝えるときも、「価格が合わなかった」「スケジュールが合わなかった」など、あくまで“自分たちの判断”として伝えるのがポイントです。
業者に改善のヒントを与えることにもなり、お互いにとって前向きなやり取りで終わることができます。
リフォームで相見積もりは失礼?気まずくならずに比較するコツまとめ

相見積もりって、価格の比較だけじゃなくて、信頼できる人にお願いするための大事なプロセスなんですよね。
ここまで読んでくださった方なら、きっとその本質にも気づいてくれていると思います。
最後に、安心して前に進めるために、大切なポイントをまとめておきます。
失礼と思われずに相見積もりを進めるために大切なこと
気まずくならず、相手にも配慮しながら見積もりを比較するには、次の6つを意識してみてください。
- 条件をあらかじめ整理して、どの業者にも同じ内容で伝える
- 最初に「相見積もりを取っています」とやんわり伝えておく
- 他社の見積書や名前は出さない(比較はあくまで自分の中で)
- 金額以外にも、対応、提案力、保証内容などもチェックする
- 断るときは、感謝・理由・一言のフォローを添えて丁寧に
- 比較の負担を減らしたいなら、先ほど紹介した【リショップナビ】のような一括見積もりサービスを活用するのも◎
📎参考:
👉 リショップナビ|公式サイト
相手に敬意をもって向き合えば、相見積もりは失礼なんかじゃありません。
むしろ、自分の暮らしと真剣に向き合っている証拠です。
遠慮ばかりせず、でも礼儀は忘れずに。
そのバランスを大切にすれば、きっと「お願いしてよかった」と心から思える業者と出会えるはずです。
今日ここから、一歩踏み出してみてください。応援しています。