外壁塗装したいけどお金がない…今できる“最小コストの対策法”とは?

家の外壁がボロボロになってきた…でも、正直いまは外壁塗装にまわせるお金なんてない。
そんなふうに悩んでいませんか?
この記事では、「お金がないけど、今なんとかしたい」という人のために、費用を最小限に抑えるリアルな対策と、放置したときのリスク、今できる具体的な選択肢をわかりやすくまとめました。
目次
外壁塗装したいけどお金がないときの最小コスト対策

手元に余裕がないときでも、家のメンテナンスを後回しにするのは心配ですよね。
ここでは、限られた予算でできる現実的な対策を具体的に紹介していきます。
外壁塗装の相場と最低いくらかかるのか
外壁塗装の費用は、30坪の戸建てでだいたい60万円〜120万円が相場です。
正直なところ、「最低ライン」で考えても50万円以上は見ておいた方がいいです。
とはいえ、これは「すべて業者に丸投げした場合」の金額。
もしも「今回は一部だけ補修する」「塗料のグレードを下げる」「DIYで一部だけやる」など工夫すれば、20万〜30万円台に抑えることも可能です。
つまり、予算が限られていても「ゼロか百か」ではなく、段階的な対処ができるということです。
ローン・補助金・火災保険は使えるか

現金がないなら、頼れる制度をうまく使いましょう。
- ローンは多くの業者が対応していて、年利2〜5%前後が主流。
- 仮に100万円の工事でも、月々1万円以下の支払いに抑えられるケースもあります。
- 無理のない返済プランが立てられれば、塗装を先延ばしにせずに済みます。
さらに、地域によっては外壁塗装に補助金や助成金が出ることもあります。
条件さえ合えば、工事費の30〜50%(最大200万円近く)まで支援されることもあり、自治体によっては外壁塗装単体でも対象になるケースがあります。
ただし重要なのは、必ず「工事を始める前」に申請が必要なこと。
申請タイミングを間違えると、せっかくの制度が使えなくなるので要注意です。
📎 参考:
👉 ・国土交通省「長期優良住宅化リフォーム推進事業」
火災保険については、台風・暴風・豪雪などの自然災害で外壁が破損した場合に適用されることがあります。
経年劣化や老朽化では対象外ですが、台風で外壁が破れた、雨どいが外れたといった被害なら補償の対象に。
申請には、被害発生から3年以内・免責額以上の補修費用・被害写真・見積書などが必要です。
まずは契約している保険会社に相談してみてください。
📎 参考:
👉 くらしのマーケット「火災保険で外壁塗装はできる?」
自分で塗るのはアリか?コストと注意点

DIYなら、材料費+道具代+足場レンタル込みでも約15万〜30万円で済むこともあります。
確かに安く上がりますが、ここで注意してほしいのが「仕上がり」と「安全性」。
プロが行う外壁塗装は、ただ塗るだけじゃありません。
下地の処理、ひび割れ補修、防水処理など、技術と知識がものを言います。
自己流でやってしまうと、数年で剥がれたり、雨漏りにつながるリスクも。
しかも高所作業はケガのリスクが高く、万が一事故が起きれば医療費どころか収入まで失うことも…。
DIYに挑戦する場合は、しっかり準備と下調べをしてからにしましょう。
無料見積もりサービスは本当に得か
結論から言うと、信頼できる業者が身近にいない場合は、無料見積もりサービスは“使った方が得”です。
理由は2つ。
1つ目は、複数業者の価格が一度に比較できて、相場の感覚がつかめること。
2つ目は、「優良業者にたどり着ける確率が上がること」です。
たとえば無料の一括見積もりサービス「リショップナビ外壁塗装」などでは、全国500社の一定の審査基準をクリアした業者だけが登録されており、地元で評判の優良塗装会社を探すことができます。
無料で利用できるので、見積もりを見てから依頼するかどうかを決められるのも安心材料のひとつです。
もちろん、信頼できる業者が身近にいる場合は、その方にまず相談するのがベスト。
でも、「知り合いがいない」「何が妥当な金額かもわからない」という状況なら、一括で比較できるこうしたサービスは、自分に合った業者を見つける手段の一つとして、選択肢に入れておいて損はありません。
👉 【外壁塗装一括見積もり比較】リショップナビ外壁塗装で無料相談
外壁塗装を20年してない・手遅れになる前に

「もうちょっと待っても大丈夫かな」と思っているうちに、外壁の劣化はどんどん進んでいきます。
ここでは、「いつ塗り替えるべきか」の判断材料を具体的に整理します。
劣化のサインと放置のリスク
外壁の劣化は、見た目以上に静かに進みます。
でも、あるサインが出始めたら“待ったなし”です。
今すぐ注意すべき劣化サイン
- 壁に白い粉がつく(チョーキング現象)
- ひび割れ(0.3mm以上は構造に影響)
- 塗膜の剥がれや膨れ
- コケ・カビの発生
- シーリングのひび割れや剥離
こうした症状を放っておくと、外壁の内側まで水が入り込み、木材の腐食や雨漏り、シロアリ被害につながることもあります。
その補修には、塗装費の2倍以上の費用がかかるケースもあるため、できるだけ早く対処することが肝心です。
国土交通省も「住宅インフラの長寿命化」方針のなかで、劣化を放置せずに定期的な点検と予防的メンテナンスを行う重要性を強調しています。
つまり、「まだ平気」ではなく、「今なら最小コストで済む」という視点で動くことが、結果的に家計にも家の健康にもプラスなんです。
🖊️出典:
👉 国土交通省「インフラ長寿命化計画(予防保全型メンテナンス推進)」
「外壁塗装はまだするな」は信じていい?

ネットで「外壁塗装はまだ早い」といった意見を目にすることがあります。
でも、これには注意が必要です。
確かに、外見上はキレイでも“内部では劣化が進んでいる”ことも多く、耐久年数を超えた塗料は本来の性能を果たせません。
例えば、10年以上経っているシリコン塗料は、表面を指で触っても白い粉が出ないことがありますが、それでも防水性がすでに落ちているケースは少なくありません。
この「白い粉が出る現象」は、チョーキングと呼ばれ、塗膜が劣化して粉状になっているサインです。
ただし、塗料の種類によってはチョーキングが出にくいものもあるため、見た目や触った感覚だけで判断するのは危険です。
大切なのは、劣化サインを総合的に見ること。
そして可能であれば、外壁診断を専門業者に依頼して、今の状態を正確に把握することです。
最近では、無料で外壁診断を請け負ってくれる業者も増えてきていて、気軽に相談できるようになっています。
たとえば先ほど紹介した「リショップナビ外壁塗装」などの無料比較サービスでは、現地調査の日程調整まで代行してくれるので、忙しい方でもスムーズに進められますよ。
本当に今やるべきかどうかの判断基準

今やるべきかどうかは、「外壁の状態」「築年数」「塗料の種類」の3つで判断できます。
外壁塗装すべきかのチェックポイント
- 築10年以上経っている(初回塗装の目安)
- 前回塗装から10〜15年以上経っている
- 上記のような劣化サインが見られる
- 壁を触ると手が白くなる
- 雨漏りやカビのにおいが気になる
どれかに当てはまるなら、一度プロに診てもらうのがおすすめです。
外壁塗装は「やるか・やらないか」の話ではなく、「いつ、どこまで、どうやってやるか」が重要なんです。
診断だけなら無料なので、「今の状態でベストな判断をする」ための第一歩として、相談してみてください。
外壁塗装 お金がないときのベストな選択肢とは

「お金がないから無理」と思っていた外壁塗装も、視点を変えればちゃんと選択肢があります。
ここでは、最小コストで損をせずに済ませる現実的な方法をまとめました。
最小コストで損せず済ませる方法まとめ
ベストな選択肢は、「補助金や保険を活用しつつ、信頼できる業者から無料見積もりを取り、必要な範囲で、計画的に塗装する」ことです。
順番に解説します。
1. 無料診断で“今やるべきか”を明確にする
まずは、プロによる無料の外壁診断を受けましょう。
塗装が本当に必要なのか、部分補修で済むのか、診断を受けるだけでも「ムダな出費を回避」できます。
2. 補助金・火災保険の対象かを調べる
工事前の申請が必要ですが、条件が合えば数十万円の補助が受けられる可能性もあります。
特に地方自治体によっては、遮熱・断熱塗料を使った外壁塗装に対して補助金を出しているところもあり、支給率は10%〜30%、上限額は5万〜40万円程度が一般的です。
火災保険も、過去3年以内の台風・大雪などによる破損であれば、足場代や一部の補修費をカバーできるケースがあります。
申請のタイミングや証拠写真の有無によっても結果が変わるため、気になる場合は保険会社に早めに相談を。
📎参考:
👉 東京都の外壁塗装助成制度まとめ(区別一覧)
3. 複数の優良業者から見積もりをとる(比較は3社が目安)
一括見積もりサービスを使えば、短時間で複数の業者の見積もりが手に入ります。
相場感がわかるだけでなく、営業トークに流されず冷静に比較できるのもメリット。
4. ローンを利用して「無理のない返済計画」にする
今すぐに現金がなくても、金利2〜3%程度でローンを組めば、毎月1万円以下の支払いで済むケースもあります。
金利の負担はあるものの、放置による劣化修繕費の方がはるかに高くなることを考えれば、むしろ堅実な判断です。
5. 自宅の状態・将来設計に合わせた塗料を選ぶ
初期費用を抑えたいならシリコン塗料、塗り替え頻度を減らしてトータルコストを抑えたいならフッ素やラジカル塗料がおすすめです。
📎 参考:
👉 リフォーム産業新聞
